2011.07.11 (Mon)
ローラン・プティ死去
Japan Artsからボリショイ・バレエの公園の案内が来て、「え、フィーリンっていつの間にボリショイの芸術監督に?!」と検索していたところ、偶然ローラン・プティ死去のニュースを知った。享年87歳。7月10日ジュネーブの自宅でお亡くなりになったそうだ。
とても好きな振付家で、プティの振付の公演をやると知ってはパリ・オペラ座まで見に行ったこともあるくらいなので、この訃報にはショック。
プティが高齢になるにつれて、彼の振付のどれくらいが生き残るのだろうか?ということをしばしば考えた。ロマンティック・バレエやクラシック・バレエでも、現代まで残っているものは作られた作品のほんの一部で、きっと当時はすごく人気のあった演目でも、時代が変わったり好みが変わったり、良さを再発見されるチャンスがなかったりして廃れてしまったものが大部分なんだろう。音楽でも舞踊でも、100年の時を超えて生き残るというのが奇跡のようだ。
願わくは、これからもプティの作品が踊り続けられますように。
とても好きな振付家で、プティの振付の公演をやると知ってはパリ・オペラ座まで見に行ったこともあるくらいなので、この訃報にはショック。
プティが高齢になるにつれて、彼の振付のどれくらいが生き残るのだろうか?ということをしばしば考えた。ロマンティック・バレエやクラシック・バレエでも、現代まで残っているものは作られた作品のほんの一部で、きっと当時はすごく人気のあった演目でも、時代が変わったり好みが変わったり、良さを再発見されるチャンスがなかったりして廃れてしまったものが大部分なんだろう。音楽でも舞踊でも、100年の時を超えて生き残るというのが奇跡のようだ。
願わくは、これからもプティの作品が踊り続けられますように。
2011.01.20 (Thu)
「チャイコフスキー」〜生と死のミステリー(ベルリン国立バレエ団)
「チャイコフスキー」〜生と死のミステリー
全2幕
台本・振付・演出: ボリス・エイフマン
音楽: ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
装置・衣裳: ヴァチェスラフ・オクネフ
チャイコフスキー:ウラジーミル・マラーホフ
分身/ドロッセルマイヤー:ヴィスラウ・デュデク
フォン・メック夫人:ベアトリス・クノップ
チャイコフスキーの妻:ナディア・サイダコワ
王子(若者/ジョーカー):ディヌ・タマズラカル
少女:ヤーナ・サレンコ
エイフマンのバレエはドラマ性を強調したものが多いんだけど、マクミランのようにどっぷりそのドラマに浸れるかというと・・・正直あんまり、ということが多かった。死の間際にあるチャイコフスキーを描いたというテーマに惹かれて見てみることにしたのだが、これがはっきり言って大失敗。なんというか、大きなドラマの流れがなくて、シーンのツギハギみたいな構成だった。少なくともそう見えた。
自分が緩急のある構成が好きというのもあるだろうけど、同じトーン、同じ強さのパッチワークがずっと並んでいる感じで飽きてきてしまうのだ。久しぶりに見たマラーホフは、やはりなんて動きが美しいのだろうと感動したし、苦悩するチャイコフスキーという演技はそれはそれで良かったのだが、全体の構成がどうにもタルイ。同じチケット代を出すならシンデレラを見れば良かったよ。
ところで、主要キャストに女性3人の名前があってびっくり。見分けがつかなくて2人がメインだと思っていた。少女ってどの役??? それにアントニーナ・ミリュコワ(チャイコフスキーの妻)とフォン・メック夫人という2人の女性が、チャイコフスキーにとってどういう立場なのかが踊りからは分かりにくい。フォン・メック夫人を踊った人はどちらかというと悪役っぽい表現で(動きがやや硬い)、妻役の人はしなやかな柔らかい踊りなのだ。なので、途中で妻役の人が男性との絡みのシーンを演じたときには訳が分からなかった。全体がかなり抽象的な作りなので、このキャスティングって適切だったのかしら?というところが疑問である。
後でNBSのサイトに載っていたあらすじをじっくり読んだが、「ミリュコワ(妻の名前です)の要求はますます執拗になり...」といっても、ミリュコワ役の人ってぜんぜん執拗な感じもしなかったのだが。
全2幕
台本・振付・演出: ボリス・エイフマン
音楽: ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
装置・衣裳: ヴァチェスラフ・オクネフ
チャイコフスキー:ウラジーミル・マラーホフ
分身/ドロッセルマイヤー:ヴィスラウ・デュデク
フォン・メック夫人:ベアトリス・クノップ
チャイコフスキーの妻:ナディア・サイダコワ
王子(若者/ジョーカー):ディヌ・タマズラカル
少女:ヤーナ・サレンコ
エイフマンのバレエはドラマ性を強調したものが多いんだけど、マクミランのようにどっぷりそのドラマに浸れるかというと・・・正直あんまり、ということが多かった。死の間際にあるチャイコフスキーを描いたというテーマに惹かれて見てみることにしたのだが、これがはっきり言って大失敗。なんというか、大きなドラマの流れがなくて、シーンのツギハギみたいな構成だった。少なくともそう見えた。
自分が緩急のある構成が好きというのもあるだろうけど、同じトーン、同じ強さのパッチワークがずっと並んでいる感じで飽きてきてしまうのだ。久しぶりに見たマラーホフは、やはりなんて動きが美しいのだろうと感動したし、苦悩するチャイコフスキーという演技はそれはそれで良かったのだが、全体の構成がどうにもタルイ。同じチケット代を出すならシンデレラを見れば良かったよ。
ところで、主要キャストに女性3人の名前があってびっくり。見分けがつかなくて2人がメインだと思っていた。少女ってどの役??? それにアントニーナ・ミリュコワ(チャイコフスキーの妻)とフォン・メック夫人という2人の女性が、チャイコフスキーにとってどういう立場なのかが踊りからは分かりにくい。フォン・メック夫人を踊った人はどちらかというと悪役っぽい表現で(動きがやや硬い)、妻役の人はしなやかな柔らかい踊りなのだ。なので、途中で妻役の人が男性との絡みのシーンを演じたときには訳が分からなかった。全体がかなり抽象的な作りなので、このキャスティングって適切だったのかしら?というところが疑問である。
後でNBSのサイトに載っていたあらすじをじっくり読んだが、「ミリュコワ(妻の名前です)の要求はますます執拗になり...」といっても、ミリュコワ役の人ってぜんぜん執拗な感じもしなかったのだが。
2011.01.18 (Tue)
ラ・バヤデール(新国立劇場バレエ)
2011年1月18日(火)新国立劇場オペラパレス
ニキヤ:小林ひかる
ソロル:デニス・マトヴィエンコ
ガムザッティ:厚木三杏
(全キャストはページ最後)
本来ザハロワ&マトヴィエンコというキャスティングだったが、健康上の理由でザハロワが降板し、代わりにロイヤルのファースト・ソリストである小林ひかるがニキヤを踊った。半年以上前に健康上の理由で降板と出るということは、ひょっとしておめでた?
前回見たときはソロルに適役なのかなぁと思ったマトヴィエンコだったが、改めて見ると猛々しい戦士という風ではないが、やはりうまい。近くで見たせいか、ポジションや動きの美しさにうっとり。しかも、ダイナミックに踊るところもソロルである表現をおろそかにしないのはさすがだった。
ニキヤの小林ひかるは、出だしはすばらしかった。ソロルへ向ける表情が生き生きと輝いていて、さすがロイヤルという感じ。身長は新国立劇場のダンサーに混じると若干低めな方だが、腕が長いし、肩が後ろの方についているのでスタイル的に見栄えがする。
ガムザッティとの対決シーンは、強い女でちょっと怖い女という感じがした。ガムザッティがソロルと結婚するのだと聞かされたとき、「ソロルと愛し合っているのは自分だ」というところはすごい自信満々。そんなわけで、その後にガムザッティに斬りつけるところは、追い詰められて仕方なくというよりはカッとなって我を失ったという風情だった。もしソロルと結婚したら、絶対彼を尻に敷くだろう。(と私は思う)
ソロルとガムザッティの婚約式での踊りは、恨みにしても戻ってきてほしいという恋情にしても物足りない感じがした。3幕は全体的に硬い動きで、こういうところにプリンシパルとの差があるのかなと思った。
ガムザッティの厚木三杏はいつもながら硬い動きだったが、ガムザッティの踊りを踊る人はわりと硬い感じの人が多いので、それほど硬さが目立たない感じ。技術的には安定した踊りだった。
脇のキャストは全体的に良かったが、ハイ・ブラーミンを森田健太郎がやるのってどうでしょう? 見るからに爽やかそうな風貌なんだけど。
追記:つい書き忘れてしまったが、この日のオケはすばらしかった。過去に見たバヤデールの中で2番目くらい。ちなみに、1番目はランチベリー(編曲者のです)が振ったもの。
ニキヤ:小林ひかる
ソロル:デニス・マトヴィエンコ
ガムザッティ:厚木三杏
(全キャストはページ最後)
本来ザハロワ&マトヴィエンコというキャスティングだったが、健康上の理由でザハロワが降板し、代わりにロイヤルのファースト・ソリストである小林ひかるがニキヤを踊った。半年以上前に健康上の理由で降板と出るということは、ひょっとしておめでた?
前回見たときはソロルに適役なのかなぁと思ったマトヴィエンコだったが、改めて見ると猛々しい戦士という風ではないが、やはりうまい。近くで見たせいか、ポジションや動きの美しさにうっとり。しかも、ダイナミックに踊るところもソロルである表現をおろそかにしないのはさすがだった。
ニキヤの小林ひかるは、出だしはすばらしかった。ソロルへ向ける表情が生き生きと輝いていて、さすがロイヤルという感じ。身長は新国立劇場のダンサーに混じると若干低めな方だが、腕が長いし、肩が後ろの方についているのでスタイル的に見栄えがする。
ガムザッティとの対決シーンは、強い女でちょっと怖い女という感じがした。ガムザッティがソロルと結婚するのだと聞かされたとき、「ソロルと愛し合っているのは自分だ」というところはすごい自信満々。そんなわけで、その後にガムザッティに斬りつけるところは、追い詰められて仕方なくというよりはカッとなって我を失ったという風情だった。もしソロルと結婚したら、絶対彼を尻に敷くだろう。(と私は思う)
ソロルとガムザッティの婚約式での踊りは、恨みにしても戻ってきてほしいという恋情にしても物足りない感じがした。3幕は全体的に硬い動きで、こういうところにプリンシパルとの差があるのかなと思った。
ガムザッティの厚木三杏はいつもながら硬い動きだったが、ガムザッティの踊りを踊る人はわりと硬い感じの人が多いので、それほど硬さが目立たない感じ。技術的には安定した踊りだった。
脇のキャストは全体的に良かったが、ハイ・ブラーミンを森田健太郎がやるのってどうでしょう? 見るからに爽やかそうな風貌なんだけど。
追記:つい書き忘れてしまったが、この日のオケはすばらしかった。過去に見たバヤデールの中で2番目くらい。ちなみに、1番目はランチベリー(編曲者のです)が振ったもの。
2010.12.04 (Sat)
アブデル・ラーマン・エル=バシャ ピアノリサイタル
ジャパン・アーツの1年1回の恒例ご招待券をもらったので、四谷にある紀尾井ホールにアブデル・ラーマン・エル=バシャのピアノリサイタルを聞きに行きました。今日はオール・ベートーベンで
- 第8番 ハ短調 「悲愴」
- 第21番 ハ長調 「ワルトシュタイン」
- 第14番 嬰ハ短調 「月光」
- 第23番 ヘ短調 「熱情」
紀尾井ホールに行ったのは今回が2回目。1回目は1階後方でオーケストラを聴いて良かったのですが、今回は2階席バルコニーの2列目。席が最悪でした。
2010.05.16 (Sun)
